旦那の頭皮が臭う…どうすればいい?現役美容師に聞いた、男の頭皮ケア

美容師さんに聞いた頭皮ケアの基礎

ある夏の日、ヘアカット中の何気ない会話です。

トモリッチトモリッチ

最近、夫の頭皮がアブラ臭いんですよ。夏だからか余計に気になってしまって…どうすればいいですか?

美容師美容師

普段のシャンプーで落としきれない皮脂や汚れが毛穴の中に溜まって、それが酸化するとニオイとして出てきちゃいます。皮脂汚れを落とすシャンプーはたくさんありますが、それよりもシャンプー前に使う『プレシャンプー』のほうが汚れはよく落ちますよ。

トモリッチトモリッチ

プレシャンプー⁈ おすすめはありますか?

美容師美容師

洗髪前の乾いた頭皮になじませて、しばらく置いて後にシャンプーするものがおすすめです。

トモリッチトモリッチ

へ~。オイルタイプは使ったことありますが、洗い流すのがちょっと大変でした。

美容師美容師

オイルは保湿効果が高いですが、普段そういうアイテムを使ったことがない方だと負担になりそうですね。オイルでないものもありますよ。

まずは週に1回から試してみて、それでも臭いやベタつきが気になるようでしたら週に2回のペースがおすすめです。

それ以上使うと、必要な皮脂まで取り去ってしまい乾燥やフケの原因になるので気を付けてくださいね。

トモリッチトモリッチ

ほ~っ確かに。皮脂はお肌の潤いに欠かせないもの。脱脂のやりすぎは良くないですね。

その美容室では対象の商品は販売しておらず、業務用しかないとのこと。

後日、プレシャンプーなるものを探しに近所の東急ハンズへ。

早速ヘアケアコーナーで物色。

シャンプーって本当にたくさんの種類があって目移りしちゃいます。

いろいろ見ていると…

「ありました!」

買ったのは『ラ・カスタ アロマエステ スキャルプ クレンジング リファイン』

箱の裏面には「頭皮用クレンジングジェル」と書いてあります。ジェルだから夫が使いやすいかも⁈

使い方

➀ 乾いた頭皮にノズルの先を直接つけてジェルをなじませます。

② 指の腹でマッサージするようにもみほぐします。約2~3分。

③ ジェルを洗い流して、いつも通りシャンプーします。

使用感

ノズルの先が細くて液だれしにくい形状です。

軽くマッサージしながら全体になじませていくうちに、頭皮がスースーしてきます。

ユーカリのエッセンシャルオイルやハーブエキスの香りを楽しみながら、ひんやりとした清涼感が味わえます。

マッサージは、毛穴の汚れを浮き出させるイメージで行うとよいでしょう。

私の場合、「毛穴汚れよ~、出てこーい」と心の中で唱えながらクレンジングしています(笑)。

マッサージで腕が疲れたときは、無理して続けず時間まで放置するのがおすすめです。

びっくりしたのが、使用後のシャンプーの泡立ちがいつもより多かったこと! 

クレンジングジェルで汚れが落ちたからですね。

その日は頭皮がスッキリして髪もサラサラに!

頭皮の汚れを取り去るだけで気分も上向きになりました。

夫の感想

夫

スースーして気持ちいい~! 
頭皮がスッキリ!サッパリした!

どうやら満足した様子。

まずは週に1回ペースで続けていきましょうね。

こんな人におすすめです

★ 頭皮のニオイが気になる方

★ 頭皮のベタつきが気になる方

★ 整髪料をよく使う方

★ 育毛剤、養毛剤を使用している方

使用に注意が必要な方

★ 頭皮が乾燥しやすい方

★ 化粧品の刺激に弱い方、敏感肌の方

★ 頭皮に異常がある方(吹き出物、かさぶた等)

※ 使用中、使用後に刺激を感じたりお肌に合わない場合は使用を中止してください。

頭皮ケアで気を付けること

健やかな頭皮のために、シャンプーの前後に気を付けることをまとめました。

シャンプー剤をつける前に頭皮と髪をよくすすぐ

38度くらいのぬるま湯ですすいで汚れを取ります。温度は熱すぎても刺激になるので気をつけてください。

美容師さんによると、この工程だけでも汚れはかなり取れるのだとか。

シャンプー剤は手で泡立ててからつける

よく、シャンプーを頭皮に直につけてそこで泡立てるという方がいらっしゃいます。

洗顔するときにのように、シャンプー剤は手のひらで泡立てた上で髪につけましょう。

髪よりも頭皮を洗うイメージで洗う

指の腹を使い、気持ち良い程度の力加減で洗います。耳の周り、うなじ側も、まんべんなく洗いましょう。

すすぎは「頭皮をすすぐ」イメージで

すすぎ残しがないように、丁寧に行いましょう。

必要に応じてリンスまたはトリートメントを

美容師さんによると、トリートメント剤は毛髪につけるもの。

頭皮にはつけないほうがよいそうです。

最後のすすぎはしっかりと

最後のすすぎです。こすりすぎに注意しながら丁寧に行いましょう。

その際、体に付着したシャンプー剤やトリートメント剤が皮膚に残らないように気を付けてください。

洗い残された成分が刺激になり肌荒れの原因になる可能性があります。

生乾きはニオイの元に!ドライヤーで髪の根本から乾かす

生乾きでムレた状態は臭いの原因になりがちです。

洗濯物が生乾きのとき、ニオイやすいですよね?

それと同じことを頭皮でやっているということです(キャーっ)。

髪の乾かし方動画を見つけたのでご参考ください。

それでも気になるなら、美容室で頭皮ケアメニューを受けてみる

  

定期的に受けてみるのもおすすめです。プロの技でしっかり落としてもらいましょう。

薬用シャンプーに切り替えてみる

プレシャンプーがどうしても使いづらい、続けて使いきれない、という方は頭皮の汚れを取る効果のある薬用シャンプーに切り替えてみましょう。

汚れを蓄積させないのがニオイ予防のポイントです。続けやすい方法を選びましょう。

枕カバーはマメに取り替える

枕にもニオイはついてしまうものです。

カバーを毎日交換することができない場合は、枕にフェイスタオルを敷いて毎日取り換える方法もアリです。

毎日清潔な枕で寝ると気持ちがいいですよ。

【番外編】 育毛剤、養毛剤を使う方こそ頭皮汚れの除去は重要

毛穴に汚れが詰まっていると、せっかくの有効成分が毛根まで届きにくくなります。

美味しい野菜を作るための畑は土づくりからといいますが、髪の毛が育つ頭皮だって同じです。

元気な髪の毛を育てるために、頭皮環境を整えていきましょう。

髪の毛の構造

髪の毛はケラチンというたんぱく質でできています。皮脂を分泌する皮脂腺、実は髪の毛が生えるのと同じ場所にあります。

皮脂は乾燥を防いだり、髪に自然なツヤを与える作用があります。

ところが、その毛穴に皮脂が詰まり空気に触れて時間がたつと「酸化皮脂」となりニオイの原因になります。

皮脂がつまった状態のイメージ図

皮脂だけではありません。整髪料、汗、ホコリ、排気ガスなどが頭皮に蓄積されることも要因となります。

この状態で育毛剤を使用しても、汚れがあることにより有効成分の浸透の邪魔をしてしまいます。

皮脂汚れのない状態のイメージ図

育毛は頭皮の汚れを取ることが先決です。元気な髪をしっかり育てるために、定期的な頭皮クレンジングを取り入れてみては?

ラ・カスタ La CASTA 公式サイト https://www.lacasta.jp/