先日、知人から取材記事についての相談がありました。話を聴くうちに、私がライティングをする際の準備や段取りがアウトプットできたので、記事を書くための思考をシェアします。職場のメディア担当や、いきなり執筆を任されてどうすればいいのか戸惑っている方の参考になれば幸いです。
転職先でいきなりウェブ担当になった知人の悩み
知人は取材先を探す担当で、執筆は別のライターさんが担っています。
しかも、転職したばかりで任された仕事は初めてのことばかり。右も左もわからないまま困惑している様子でした。
一番の悩みは「取材先の探し方」。
書くテーマが見つかっても、「このテーマはどこの誰に取材したらいい?」とはてなマーク❓が頭の中でグルグル🌀して混乱してしまうとのこと。
私なら、ひとまずネットで「取材先 探し方」で検索するか、チャットGPTに相談します😁
また、You Tubeで検索すると解説動画がたくさん出てくるので、自分の状況にフィットしそうな動画を視聴する方法も。
今回は、私がライターということもあり、いろいろ聞いてみたいと相談がありました。
他でもなく私を選んでくれるなんて、ありがたいし、嬉しいです✨
取材先を選ぶための下準備
まず、取材先探しの前に準備することがあります。
それは、
ターゲット設定
↓
書くテーマを決める
↓
キーワード選定と
検索需要のリサーチ
↓
構成を作る
取材先探しは、ざっくりでもいいのでココ↑まで固めてからのほうが探しやすくなるでしょう。
理由は、構成の段階で内容をまとめていないと、インタビューの質問も決められないからです。
取材先探しは、その後になります。
書く内容により、インタビューする相手や質問内容が変わるのは、あなたもすぐにソーゾーできるかもしれません。
では一緒に、ソーゾーしてみましょう。
⏳⏳⏳⏳⏳
取材先探しの例
例えば、ペットをテーマに記事を書くとします。
内容は、
1. 人気の動物
2. 飼育しやすい動物
3. 飼育方法
4. エサの種類
5. ペットのしつけ
6. ペットの病気
7. ペットホテル
これだけで7記事書けます。
次に、上記に基づく取材先の候補をあげてみますね。
連想ゲームのように自由に想像してみる
テーマの内容に合わせて、いろいろソーゾーしてみましょう。
思考に制限をかけずに、自由に書きだすことが大切です。
以下は、取材先の候補になります。
1〜4. は、
・ペットショップ
・ブリーダー
・ペットフード製造業者
5. は、
・動物のしつけ教室
・犬なら、警察犬養成所もアリ?
6. は、
・獣医師
・動物看護師
・ペットケアラー
7. は、ペットホテル専門店など
7記事の候補先は9か所となりました。
つまり、9記事書ける可能性があります。
同じ内容でも、専門家の回答はそれぞれ違うかもしれないからです。
テーマに枝づけをすると内容の濃い記事が書ける
テーマに枝をつけていくと、書ける記事の数がグッと増えます。
表が見えにくくてスミマセン💦
表のように、テーマを掘り下げる形で枝をつけていくと、記事数が格段に増えます。
さらに、深掘りしたコンテンツで誰も書いていない内容があると、検索ニーズがマッチしていればアクセス数が伸びる可能性も!
また、同じ取材先で数記事分をまとめてインタビューすれば、一回の取材で効率的に記事が作れます。これができるのは、各記事の構成まで落としこんでいる場合です。
ライターの取材の負担も減りますし、記事ごとに取材先を探す時間と手間が省けるかもしれません。
地道なリサーチと世の中の動向にアンテナをはろう
実務では作業が理想的に進まないこともあるでしょう。しかし、可能な限り、リスト作成は常にやっていて損はないかもしれません。「準備8割」と言われますからね。
資料はスプレッドシートのほか、マインドマップを使う方法もあります。社内で共有しやすいファイルでまとめておきましょう。
アクセスアップを狙うには、実は愚直で地味な作業の繰り返しで成り立っています。簡単にバズったり、マネタイズする方法はないと思っていたほうが苦ではないでしょう。
知人には資料をいろいろ見せたり、探し方を一緒にパソコンで操作したりしました。
今後の参考になったと喜んでくれたので、私も嬉しかったです。
これからも、陰ながらサポートしていきますね^_^