「薬膳鍋って、何だか難しそう」というイメージはないですか?ちゃんとした薬膳料理だと、値段が高そうだし、材料を全部そろえるのは大変かもしれません。
でも、薬草茶で簡単に作る方法があるのです!
思いついたきっかけは、とあるサイトで「ウーロン茶で作る薬膳鍋のレシピ」を見たこと。
ちょうど、薬草茶が家に残っていたので「ウーロン茶の代わりに使えるかも」と思ったのです。
やってみると、薬草茶と八角の香りで薬膳のような雰囲気に!
正式な薬膳とは異なるかもしれませんが、薬膳鍋を自宅で手軽に楽しみたい方、体を温める料理を積極的に食べたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
はじめに|レシピを読む前にお伝えしたいこと
結論から言いますと、鍋は「自由」だと思っています。
だから、調味料や具材の分量はお好みで調整していただいてかまいません。
家庭料理にあるあるの、アバウトな作り方でスミマセン💦
味が濃くなりすぎないように注意しながら、こまめに味見をしてください。
今回のレシピでは、市販の「鍋の素」は使っていません。
体によい薬膳鍋を作るため、添加物の摂取を控えたいからです。
化学調味料を使わない出汁と薬草茶のパワーを存分に味わいましょう。
材料
■ 好きな具材(鍋に合うものなら何でもOKです!)
【我が家の例】
白菜
大根
長ネギ
ゴボウ
豚肉または鶏肉
木綿豆腐
こんにゃく
きのこ類
ショウガ(親指大)
ニンニク 2片
八角
クコの実
■ だし汁
■ 煮出した薬草茶
■ かえし(なければ、醤油とみりんで代用可)
■ 料理用酒
■ 塩
■ ぽん酢(食べるときにお好みで)
我が家で使用している薬草茶
使用している薬草茶は、長生薬草本社の「福寿来A(ふくじゅらいA)」。
沖縄県産の薬草を中心に、38種類もの薬草がブレンドされています。
薬草のパワーがたくさんいただけるので、飲むだけではなく料理にも活用の幅を広げていきたい一品です。
「かえし」とは?
「八方だし」のベースになる万能調味料のことです。使い方は、かえしにだし汁をプラスするだけ。
配合量を変えるだけで、めんつゆ・てんぷらつゆ・うどん汁・そばつゆなど、さまざまな料理に利用できます。
材料は、しょうゆ・みりん・さとうの3つだけ!
基本の比率は、
しょうゆ:みりん:さとう=5:1:1
比率を守れば作る量は自由です。
我が家では定期的に手作りしています。作るのに慣れたら、比率をアレンジしたり、砂糖の種類を変えたりして楽しんでいます。
自分で作ったかえしは格別ですよ。
熟成させると美味しくなるので、我が家では多めに作りワインの空き瓶に入れて保存しています。
使うときは小さめの容器に移して、冷蔵庫で保管しています。
かえしの作り方は以下を参考にしています。
薬膳鍋の作り方
1.出汁をとる
昆布または、かつお節などの天然出汁を。
せっかくの薬膳鍋なので、化学調味料などの添加物はできるだけ避けましょう。
我が家では出汁昆布を鍋に入れっぱなしにして、柔らかくなったら具材と一緒に食べています。
2.別の小鍋に、薬草茶を煮出しておく
沸騰したお湯に茶葉を入れ、3〜5分ほど煮出します。
3.根菜をレンジで下ごしらえする
根菜を適当な大きさに切り、耐熱ボウルに入れてレンジで加熱します。
根菜調理モード、または600Wで5〜6分を目安に様子を見ながら加熱してください。
根菜は完全に熱を通さなくても大丈夫です。
鍋に入れる前にレンジで加熱すると、火の通りが早くなるので活用しています。
熱いのでレンジから取りだすときは注意してください。
時間のある方は、レンジは使わずに、鍋で出汁と一緒に根菜を煮込んでもかまいません。
4.だし汁と薬草茶をブレンドする
お茶は液体だけを入れます。事前に茶葉を濾してもOK。
だし汁と薬草茶の割合は、お好みで大丈夫です。
我が家では、だし汁と薬草茶を3対1くらいの割合で作っています。
食べているうちに汁が減ってきたら、だし汁とお茶を追加することもあります。この辺も、自由にやってみてくださいね。
5. 4に、料理酒・かえし・塩少々・ショウガ・ニンニクを加え、レンジで加熱した根菜を入れて火にかける
火の通りやすい具材を入れる前に、根菜から投入します。
最初に入れて煮込んでおくと、根菜に出汁の味が染みて美味しくなります。
ショウガとニンニクは薬味として使います。
料理酒は汁の量に応じて加減してください。
我が家では、だいたい大さじ1〜2杯が目安です。
かえしは、大さじ1〜2杯程を入れてみて、味見をしながら追加・調整してくだい。
6.根菜が煮えたら、残りの具材・八角・クコの実を入れる
八角は1個でも香りが出ます。強く香らせたいときは2個入れてもOKです。
クコの実はなくても大丈夫ですが、アクセントになるので少量をお好みで入れてみてください。
7.6で入れた具材に火が通ったらできあがり
お好みで、ぽん酢をかけてめしあがれ♪
我が家では自家製ぽん酢が大活躍。
シメも自由にどうぞ!我が家では、うどんが多いです。
まとめ|薬草茶を使った薬膳鍋で冬を元気に乗り切ろう!
いかがでしたか?自宅でできる、簡単薬膳鍋の作り方を紹介しました。
正式な薬膳鍋とは言えないかもしれませんが、自宅で薬膳の雰囲気を楽しみながら気軽に作ることができます。
紹介した材料以外にも、スパイスをプラスするなど「自分好みの味」に近づけてみるのもよいでしょう。
鍋は自由に作って楽しめるお料理。この冬は、いろいろアレンジをしてみてはいかがでしょうか。